Message メッセージ
2001年に東京理科大学で研究室を立ち上げて、8年が経過しました。
大学や民間企業の方々、研究室に所属した学生諸君、公的機関や民間企業による研究資金のご支援により、学術的な研究成果をHigh-quality
journalに発表できるようになりました。これまでの皆様のご支援に感謝しております。私が大学での研究室運営にかける想いは3つあります。
ひとつには、研究活動を通して学術的に価値ある研究成果をあげ、人類の知識を深めていくことです。そのために本研究室では、幹細胞や細胞間相互作用からみた再生医学や、糖鎖機能の解明を目指した糖鎖生物学、細胞骨格再編を介した細胞極性形成の細胞生物学を中心に、基礎的な研究活動を進めています。
ふたつめには、研究で得られた成果を社会に役立つ技術や創薬へつなげていくことです。いまだ治療満足度が低い再生医療における革新的な技術開発や、バイオ医薬品の安全性確保や低コスト化につながる技術開発を民間企業と共同して進め、社会のニーズにあった研究開発を目指しています。 なかでも臓器置換再生医療を目指した再生医療研究では、民間企業と共同で再生医療ベンチャーを設立し、研究開発を通した社会貢献を目指しています。
最後には、ひとりひとりが成長できるような人材育成を進めることです。 研究活動を通して、目標達成のための問題解決能力や創造性開発能力を高め、自立と自律の精神を育成します。 また社会との接点となる民間企業との共同研究の中で社会性を身につけ、オンリーワンとなる人材育成を目指しています。
私たちは、学生やそのご家族をはじめ、革新的な医療技術開発に期待する患者さんやそのご家族、医療関係者など社会からの信頼や期待にこたえられるよう、たゆまぬ努力を続けたいと思っております。
みなさまのご指導とご支援をよろしくお願いいたします。
2009年 7月

