Message メッセージ
「理学の普及を以て国運発展の礎となす」、1881年に東京理科大学の若き創立者たちはこの志をもって東京物理学校を建学しました。それから130年余りの時を経て、日本社会の成長・発展において科学技術は大きな貢献を果たし、創立者たちの先見性と教育研究の実践の重要性を感じます。いま社会構造はグローバル化し、産業構造も変化し、ふたたび世界の中で日本が果たすべき役割が問われています。
私たちは、科学技術研究を発展させることによって、21世紀の日本の未来や人類の幸福、国際的な貢献を目指し、次の時代に受け継がれる技術や産業を創造したいと考えています。
研究開発における私たちの理念は、「革新的な医療」の創出につながる技術開発です。生命科学の研究領域の中でも「臓器置換再生医療」の実現と「高付加価値型バイオ医薬品」の創出を重点研究プロジェクトとして位置付けています。
私たちは、これらの研究推進のため、大塚化学株式会社、株式会社オーガンテクノロジーズの支援のもと、総合研究機構、社会連携部に産学連携プロジェクトとして大塚化学糖鎖工学研究プロジェクト(2007年 7月発足)、オーガンテクノロジーズ器官再生工学プロジェクト(2009年 1月発足)を設置しました。これらのプロジェクトでは、大学における学術的な基礎研究と社会に貢献しうる研究開発を融合一体化させ、より効果的な研究開発を目指しています。
これらのプロジェクトの基盤技術開発は、学術的な基礎研究としての高い価値を有するだけでなく、革新的な医療の創出に関わる基盤技術の知的財産の創出や新規産業へと発展することにより高い経済効果が期待され、国策ともいうべき重要な課題としての意義を有しています。
私たちはこれらのプロジェクトの生命科学研究から、よりよい未来を拓いていくことを目指します。
2011年 7月
東京理科大学 総合研究機構、教授
プロジェクト研究代表

