Cytoskeleton / Cell Motility 細胞骨格/細胞運動

成人T細胞白血病・リンパ腫 発症の謎に迫る
成人T細胞白血病・リンパ腫 (ATLL)は、ヒトT細胞白血病ウイルスI型 (HTLV-I) 感染を主原因とする悪性血液疾患です。発症患者の予後は悪く、現在においても有効な治療法は確立されていません。
ATLLの病型は慢性型、くすぶり型、リンパ腫型と急性型の4つに分類され、急性型ATLを発症した患者では、花核とよばれるATLL型多分葉核を示す腫瘍細胞がみられることが特徴とされます (左図)。この特有の核の形態異常はATLL発見当初から、発症の重要な診断マーカーとされてきましたが、なぜ核の形態異常を示すのかは長らく不明でした。
私たちは、この核の形態異常に着目し、ATLL発症に特異的な指標とした解析から、ATLL型多分葉核の形成と発症の分子メカニズムに迫ろうと研究を進めています。

