
再生歯胚を創り出す細胞操作技術
再生医療のために私たちが利用できる細胞は、通常、ばらばらの状態にあります。しかし、細胞を三次元的に配置するための細胞操作技術の開発は十分ではありません。
私たちは細胞操作技術を開発するために、歯胚の細胞を用いました。0.4-0.5 mmほどの歯胚を外科的に取り出し、酵素を用いて上皮組織と間葉組織に分離しました。その後、さらに酵素処理を行い、それぞれの組織から完全に単一化した細胞を調製しました。
私たちは、この2種類の細胞を区画化して、生体内と同じ高い細胞密度で再構成することが大事だと考えました。まず細胞の密度を上げるために遠心操作を行い、細胞密度を5×108個/mlに調製しました。この細胞をコラーゲンゲルに注入し、ゲル内で上皮細胞と間葉細胞を隣り合って配置することで、細胞を区画化する方法を開発しました。

