
移植部位に「再生歯」が萌出する
機能的な歯の再生にとってまず大事な問題は、「再生歯が萌出(口腔粘膜から生え出ること)して、咬合(相対する歯と咬み合うこと)するのか」という問題です。
まずマウスの上顎第一臼歯を抜歯し、その部位を自然治癒させました。その後、歯欠損部位の歯槽骨にドリルで穴を開けて再生歯胚を移植し、萌出と咬合を解析しました。
移植後40日前後で、複数の咬頭(歯冠の突出した部位)を持つ再生歯が、口腔粘膜から萌出しました。さらに移植後50日前後で、再生歯は相対する下顎の第一臼歯と咬み合う長さにまで成長して咬合面に到達し、そこで再生歯の伸長が停止することが判明しました。

