
再生歯は周囲の骨と連携して機能する
歯と歯槽骨の間に存在する歯根膜は、クッションの役割を果たすだけではなく、矯正などの外力に応答して周辺の歯槽骨をリモデリング(骨の形成や吸収によって骨の量や形を適切に調節すること)する機能を担っています。このリモデリング機能は、成長や老化に伴う顎の大きさの変化に応じて、常に歯の咬合を維持するために重要だと考えられています。
そこで咬合している再生歯に実験的な矯正を行い、歯槽骨のリモデリングが起こるかどうかを解析しました。矯正6日目では、歯根膜の圧迫された側の歯槽骨の吸収が認められると共に、牽引を受けた側の歯槽骨の形成が起きたことから、再生歯の歯根膜は骨のリモデリングを誘導していることが明らかになりました。
これより、再生歯の歯根膜は周辺の骨と連携機能する機能的な歯根膜であることが示されました。

