
再生歯は神経によって中枢と連結している
歯の歯髄や歯根膜には、咬合圧や味覚などを感じる神経線維が感覚受容器として機能しています。
そこで私たちは、再生歯の中に神経線維が進入しているかどうか、さらに外部からの侵害刺激を受容して中枢に信号を送りうるかについて解析しました。
神経線維の解析から、再生歯の歯髄および歯根膜には正常な歯と同様に、交感神経と知覚神経の両方が存在することが明らかになりました。
さらに、再生歯に矯正および露髄(虫歯のように象牙質を削って歯髄を露出すること)による痛み刺激を加えたところ、中枢の痛みを感じる領域で反応が認められたことから、再生歯に進入している神経線維は外部からの侵害刺激を中枢神経系に伝達する機能的な神経であることが示されました。

